好んで大人の格好で身を固めることが多い布袋。その姿は、この歌の世界ともだぶって 見える。本作は、’93年夏にオンエアされた TVドラマ”課長さんの厄年”の主題歌でもあった。布袋自身、主演の萩原健一さんの大ファンであり、萩原さんへの気持ちが詰め込まれている。布袋の好きな格言の一つに、ジャン・コクトーの「存在することの危うさに最後の最後まで賭けるのだ」がある。布袋はこの格言にインスパイアーされて、この曲を作ったという。また、この曲が、布袋にとってシングルを作ろうと思って初めて作った記念すべきシングルでもある。このシングルを残して布袋寅泰はGUITARHYTHM IV制作の為に渡英したのだが、カップリングの七年目の幽霊（ゴースト）はGUITARHYTHM IVには未収録。2000年に発売されたB-SIDE RENDEZ-VOUSに収録されている。

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