布袋寅泰 - アルバム
AMBIVALENT

TOCT-26384
2007.10.24 RELEASE
 
 01.SPARKLING GUITARMusic by TOMOYASU HOTEI
 02.PEEK-A-BOOMusic & Lyrics by TOMOYASU HOTEI
 03.日々是上々Music by TOMOYASU HOTEI , Lyrics by YUHO IWASATO
 04.ブラック・カメレオンMusic & Lyrics by TOMOYASU HOTEI
 05.YESTERDAY NO MOREMusic by TOMOYASU HOTEI
 06.WANDERERSMusic & Lyrics by TOMOYASU HOTEI
 07.レプリカントMusic by TOMOYASU HOTEI , Lyrics by YUHO IWASATO
 08.FOREST CHANTMusic by TOMOYASU HOTEI
 09.NIGHTMARESMusic & Lyrics by TOMOYASU HOTEI
 10.MINIMAL BEAUTYMusic by TOMOYASU HOTEI , Lyrics by YUHO IWASATO
 11.XXX KISS XXXMusic & Lyrics by TOMOYASU HOTEI
 12.FUNKY PUNKYMusic by TOMOYASU HOTEI
 13.人生はパーティーだMusic & Lyrics by TOMOYASU HOTEI
 14.幸せな日々Music & Lyrics by TOMOYASU HOTEI
 15.夢中遊泳Music by TOMOYASU HOTEI
 16.狂った時計Music by TOMOYASU HOTEI
  
 ある日東京の街を歩きながらふと空を見上げると、雲一つない青空が広がっていた。
照りつける太陽の光が高層ビルに反射し、青と銀のコントラストを放ちそびえ立つその光景はバベルの塔を連想させた。
かつて宇宙飛行士は「地球は青かった」と母なる地球を賛美した。
そして今...。この星の空は傷つけられ、我々の未来は大きな危機に瀕している。

青空と高層ビル。
過去、現在、未来を象徴する現実的構図。
「進化と共に失ったもの」「アンバランスというバランス」「明るい暗さ」「架空の真実」「悲しい笑顔」etc...。
『相反する感情や物事=AMBIVALENT』。
この言葉をモチーフに作品を作りたいと考えたのも、この時代を生きるアーティストとして自然な発想だったかもしれない。

ポップ・ミュージックという形態をとりつつも『解体しながら構築する』という手法をもって制作された本作は、アバンギャルドな精神に溢れた異色作だ。
疾走するビートに絡めた何層ものリフ。
プリミティブなバンドサウンドとエレクトロSFX。
ダンスする言葉。Gibson・Firebird。迷宮のハイブリッド・インストルメンタル。
砂漠と木馬。同じ瞬間を、違う感情で生きている我々を結ぶのは、こんな音楽ではなかろうか。
スピーカーで空気を揺らし、ヘッドフォンで脳をかき混ぜる『AMBIVALENT』なR&Rが、俺の最新スタイルだ。
ENJOY YOURSELF。
布袋寅泰