2011

02.01
布袋寅泰がBOØWYでステージデビューした1981年からちょうど30年を迎えた2011年。この30年間への支えてくれたファンへの感謝の気持ちを込めてHOTEI 30th Anniversaryを記念した様々な活動を行った。1999年のGREATEST HITSリリース時のファンへ向けての活動や2006-2007年にかけての25周年記念の活動が、これからの未来へつながる句読点でいう読点「、」とするならば、この30周年の活動は句点「。」にあたるという。その活動の第一弾布袋寅泰49歳の誕生日となったこの日、日本武道館にてHOTEI THE ANTHOLOGY “創世記” BEGINNING FROM ENDLESS~BOØWY COMPLEX GUITARHYTHM~を行った。これまでの数々の布袋ギターサウンドを繋ぎ合わせたGreatest Guitar Medleyで幕を開けたこの日のライブは,BOØWYから1988年にリリースされたソロ1stアルバム「GUITARHYTHM」を挟んで,1990年に活動休止したCOMPLEXまでの約10年間を凝縮したまさに"創世記"というタイトルに相応しい奇跡の1夜となった。
02.09
今井美樹のシングル「memories」発売。布袋寅泰から書かせてほしいとお願いして,今井美樹の活動25周年を記念して贈られた特別な1曲。
02.09
ブルーノート東京で2月7日から10日まで行われていたリー・リトナー&マイク・スターン公演の最終日に,飛び入りで参加。2010年に発売されたLee Ritenourのアルバム「6 String Theory」にてJeff Beckの"Freeway Jam"での共演がステージで実現。
03.11
東日本大震災発生。いまだかつてない規模での被害をおよぼした。とくに津波による被害は甚大で死者行方不明者は判っているだけで2万人を超えた。更にはチェルノブイリを超える史上最悪の原発事故を引き起こし,収束の見通し状況をはじめ肝心の情報・事実関係が国民には伝えられず,国民の生活や意識に大きな影響を及ぼした。
04.28
COMPLEXが21年ぶりに復活し,7月30日に東京ドームで東日本大震災復興支援のチャリティコンサートを行うことが発表された。再結成に至った経緯は吉川晃司から布袋への打診によるもの。ただし当初,布袋側はこの提案を断っている。もともと氷室京介が予定していた東京ドームでの生誕50周年記念ライブにて"from BOOWY to HIMURO"という集大成的な内容のライブを行う予定があり,震災を機に"from BOOWY to HIMURO"から"全編BOOWY"に変更し、内容もチャリティライブにした。布袋自身はブログ上で『BOOWYの再結成を望む気持ちは皆さんと同じでした。大震災直後、被災地の皆さん、そして復興に向け力合わせる多くの皆さんに自分の持つ力を最大限に発揮し貢献できるとしたらそれはBOOWYの再結成しかない、と考えましたが、残念ながらそれは叶いませんでした』と語っていることから,COMPLEXについて打診された際はBOOWY再結成に向けて動いていたものの実現は不可能になったことから,COMPLEX再結成を逆に吉川サイドに打診して実現したようである。この経緯に関しては否定的な意見も数多くあるようであるが,そもそも本質はチャリティを目的とした行動であり氷室京介はもちろん吉川晃司、布袋寅泰の決断と行動,実現に尽力した全ての関係者の方々には敬意を表明したい。
05.18
シングル「PROMISE」発売。"元気になる曲"をテーマとして震災前からアナウンスされていたシングルであるが,震災を踏まえて歌詞が変更された。PVは坂本順治監督。カップリングにはGreatest Guitar Medleyを収録。初回限定盤と通常盤の2種類が用意され初回限定盤には2月1日の武道館のライブ音源3曲が入ったボーナスディスクがついた。そして収録されなかった武道館のライブ音源をMP3ファイルで3曲ダウンロードできる「アラカルト・ダウンロードID」が封入された。また、このシングルの売上げの一部を東日本大震災における被災者の方々への支援と被災地の復興のため、義援金として寄付された。
05.20
05.22
2月1日の武道館での“創世記”に続いて,HOTEI THE ANTHOLOGY “威風堂々”TONIGHT I’M YOURS!~GUITARHYTHM GREATEST HITS & REQUEST~を5月20日に国立代々木競技場 第一体育館、22日に大阪城ホールにて開催。世の中が節電ムードということもあり節電しながらもクオリティを落とさないステージ,そしてメインステージ+花道+センターステージという多くの観客が通常よりも近い位置でライブを楽しめるステージセットで行われた。みんなで作るグレイテストヒッツをコンセプトに,新曲「PROMISE」とBOØWYから1999年のシングル「NOBODY IS PERFECT」までの曲からセレクト&リクエストの多かった曲を披露。また,GLAYのTERUがゲストヴォーカリストとして参加し,布袋ソロだけでは実現できなかったであろうBOØWYのナンバーの演奏はファンを喜ばせた。
"威風堂々"の4文字を揮毫した書家・柿沼康二氏と布袋寅泰による「誓」Tシャツが東日本大震災支援企画HOTEI × KOJI KAKINUMA チャリティーTシャツとして販売。
06.01
郷ひろみの40周年記念シングル「笑顔にカンパイ!」発売。作詞,作曲,ギター,ベース,コーラス,プロデュースを布袋が手がけた。NHK「サラリーマンNEOシーズン6」のテーマソングおよび劇場版「サラリーマンNEO」の主題歌。
株式会社ローソンのグループソング"Heart To Heart"のレコーディング。
07.24
大相撲名古屋場所千秋楽のNHK大相撲中継のエンディングテーマで長年使われてきたテーマ曲に代わって新たに"SAVE ME"が使用されることになった。
07.30
07.31
東京ドームにて21年ぶりのCOMPLEXによるライブが行われた。収益は東日本大震災の被災地の復興のために使われるチャリティ・ライブとして行われた。吉川晃司による提案で21年前の東京ドームでのコンサートと同じセットリストで行われた。年齢を感じさせるどころか,ファンを喜ばせる演出,進化した演奏とステージで東京ドーム2日間10万人の観客を熱狂させた。
08.07
"ローソン Presents 元気になろう!日本"inユニヴァーサル・スタジオ・ジャパンのイベントで"布袋寅泰 Presents『ベストヒット・イン USJ』"開催。布袋寅泰、Char,今井美樹、大橋トリオの4組のアーティストによるライブイベントでチケット代金のうち一部が東北被災地に寄付された。
また、この日、WOWOWにてCOMPLEXの東京ドーム公演が放送。全曲の放送ではなかったものの、ライブの素晴らしさとフルハイビジョンによるライブ映像は、大きな反響を呼んだ。
08.12
石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージで開催のRISING SUN ROCK FESTIVAL 2011 in EZOに出演。2日間のうち1日目のメインステージであるSunStageのトリとして登場。
08.17
布袋寅泰の活動30周年記念アルバム「ALL TIME SUPER GUEST」発売。布袋寅泰の30年のキャリアの中から厳選された楽曲を、ジャンル・キャリア・レーベル・国境さえも越えたゲストを迎え、カバーやコラボレーションで再構築された「ゲスト・アルバム」で、布袋寅泰名義ではなくHOTEI with FELLOWSとしてのリリース。初回限定盤は"LIVE HISTORY DVD"との2枚組で,このDVDが布袋寅泰のLIVE DVDのALL TIME SUPER BEST的なヴォリュームある内容となっている。
08.27
新潟県の国営越後丘陵公園の野外特別ステージにて行われた音楽と髭達 2011にシークレットゲストとして出演。"DIVING WITH MY CAR"では氣志團の綾小路翔がゲスト参加した。またトリのFUNKY MONKEY BABYSのステージでは"ONE"でゲストギタリストとして参加。
09.04
東京国際フォーラム ホールAにて開催された"東京JAZZ 2011"の「TOKYO JAZZ SUPER GUITAR SESSION directed by リー・リトナー with special guests:マイク・スターン,布袋寅泰,ジョン・ビーズリー,メルヴィン・デイヴィス,デイヴ・ウェックル」に参加。このコーナーでは7曲披露されたが、布袋寅泰は後半の"BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY"、"FREEWAY JAM"、"BIG NEIGHBORHOOD"の3曲に参加。
09.14
武道館と代々木第一体育館で行われた「30th ANNIVERSARY ANTHOLOGY I 創世記」,「30th ANNIVERSARY ANTHOLOGY II 威風堂々」のDVD/Blu-rayが2タイトル同時リリース。ファン待望のHOTEI初のブルーレイ作品。ジャケット違い&布袋ロゴのフラッグが特典として付属する限定盤がライブ会場限定で販売されたが、残念ながらDVDのみ。
09.19
静岡市民文化会館 大ホールより「HOTEI THE ANTHOLOGY "一期一会" MEMORIAL SUPER BEST TOUR ~BOOWY COMPLEX GUITARHYTHM GREATEST HITS and MORE!!!~」がスタート。GUITARHYTHM Ⅴ TOUR以来となる全国ツアーで2012年1月8,9日の大阪国際会議場メインホールまで全25公演。
11.01
南青山にロベルト・カヴァリの路面店がオープン。このアフターパーティがオープンしたばかりの渋谷・SOUND MUSEUM VISIONで開催され、シークレットゲストとしてFPMの田中知之と共に演奏。
11.21
COMPLEXの7月30日の東京ドーム公演のライブDVD「20110730 TOKYO DOME」が、ライブパンフレット付で発売。ローソン限定発売。完全予約限定生産。2枚組DVDで全曲完全収録となっている。内容は素晴らしいのだが、Blu-ray盤の発売がないのが非常に悔やまれる作品。2012年1月にWOWOWで曲数を増やした拡大版が放送されることが発表された。こちらはフルハイビジョン。

なお、DVDの収益の一部は東日本大震災復興支援金として寄付され、本公演およびコンサートグッズの売り上げと合わせて総額 654,318,473円が寄付された。
11.26
映画『忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー~感度サイコー!!!?』公開。大阪城ホールにて2001年「ナニワ・サリバン・ショ-」、2004年「続ナニワ・サリバン・ショ-」、2006年「新ナニワ・サリバン・ショ-」と合計3回開催されたナニワ・サリバン・ショーのうち第1回目の2001年4月26日の公演には布袋寅泰が参加している。映画で使用されたライブ映像のうち布袋寅泰が出演した曲は“I CAN'T TURN YOU LOOSE”。
12.01
映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の主演トム・クルーズがPRのために来日。そして、六本木ヒルズで開催されたファン・ミーティングにスペシャルゲストとして布袋寅泰が登場し、ミッション・インポッシブルのテーマ曲を演奏。国内向けの予告編やTV SPOTなどのPRで使用されるテーマ曲のアレンジは布袋寅泰が担当している。なお映画のアメリカの予告編ではEMINEMの曲が使用されている。布袋寅泰による「ミッション:インポッシブルのテーマ」は12月7日から配信開始された。
12.07
2011年のBC ONLYライブ開催が見送られたことによるbeat crazy事務局からお詫びの意味を込めて、BC会員に向けて2010年のB.C. ONLYの大阪BIG CAT公演のライブアルバムが配布された。
12.10
ラフォーレミュージアム原宿で開催されたイベント「MODE for Charity」の新しいテーマ曲で、世界中のママに贈る曲「My Love」(冨永愛作詞 × 布袋寅泰作曲)が披露された。
12.22
PERSONZが1月より毎月リリースしてきたLIMITED SINGLESのラストとなる12枚目のシングル「LIMITED SINGLES 12:B」リリース。収録されている“DEAR FRIENDS”にプロデュースと演奏に参加。2001年のPERSONZのシングル「DEAR FRIENDS~21st version」へのギターでの参加以来となるコラボレーション。
 2010
2012