1997年の初夏、自分のウェブサイトの作成を開始。19歳でした。

タイトルは、なんとなくカッコいいから、という理由でサイバースペースとしました。

その中で趣味の紹介として布袋寅泰氏に関するページを作ったのが始まりです。

当時は、インターネットおよびPC自体もあまり普及はしておりませんでした。

もちろん、布袋さんのオフィシャルサイトもありません。

しかし、ファンサイトは既にいくつかありました。

その中で布袋寅泰データベースというサイトがあり、当時、布袋寅泰に関する情報を知りたい人なら必ずアクセスするであろう有名サイトでした。

自分も大変お世話になっていたのですが、「自分だったら、こう見せるけど」「なぜ、この情報はないのだろう?」といった思いが募り、だったら自分も同じようなサイトを作ってしまおう、と決意。サイトの名前は変えずに内容を布袋寅泰だけにしました。

音楽は、聴き手が自由に感じるものです。
しかし、作り手の意図や伝えたいこと、を踏まえれば、多少なりとも感じ方も変わってくることでしょう。


その「感じ方」がいい方向に増幅してもらえるような、情報サイトでありたい、というのがこのサイトの基本的な理念です。

なんでも簡単に手に入ってしまう便利ながらも哀しい時代です。情報に踊らされ、他人の情報でヴァーチャルな自己の体験と錯覚すらしてしまう。考えることをせず感情だけで動く。快感原則主義みたいな言葉でごまかし正当化する。知る必要もない情報、知るべきじゃなかった情報まで入ってきてしまう。疑心暗鬼になる。己だけ信じれば良いのに何を信じればいいのか分からなくなる。自分が生きてきた人生・世の中って虚構の上に成り立っていたんじゃないだろうか?と人生を否定されたように感じて落ち込む人も増える。便利な世の中であればあるほど、増える悩みや哀しみ。しかし、現在を生きるしかなく前を見るしかありません。そして、そこにはいつだって音楽があります。とはいっても、音楽も、レコード、カセット、MD、CD、ベータ、VHS、LDといった様々なメディアがあり、それには形がありました。そして手に入れることも現在とは違い簡単ではなかったことでしょう。音楽が時代とリンクするのは、人の生活とリンクするからこそでしょう。パソコンや携帯電話でいつもでどこでも欲しいものが簡単に手に入るという時代は、単純にモノに対する愛着、執着が希薄になる・・・それは避けられないことでしょう。しかし、だからこそ、輝きをますのは音楽にかぎれば、アーティストのスピリットだと思います。それを体験・経験できるライブだけは、いつの時代でも最高だと思います。

ライブを体験する前や後に聴くであろう布袋寅泰の作品について、少しでも”あなた自身の感じ方”が豊かになることがあるのならば、それだけで作った甲斐があったな、と思えます。