BOØWY  LAST GIGS

CT32-5200(CD)/ZT28-5200(MT)//RT28-5200(LP)
言わずと知れた、1988年4月5日に完成したばかりの東京ドームで行われたBOØWYの最後のGIGを収録したアルバム。150万枚を越える売り上げを記録。現在、何百万枚も売り上げを記録するアルバムが何枚もあるが、Liveアルバムでここまで売れたものはほとんどないはずである。
解散直後のアルバムだから、売れて当然と簡単に片づける人もいるかも知れないが、このアルバムが売れたことは、BOØWYがLIVEバンドだったことの証ともいえるのではないだろうか?
全体に音が荒いが、勢いのある迫力のサウンドである。
氷室のシャウト、布袋のギター、松ちゃんのベース、まこっちゃんのドラム
最後のBOØWYのサウンドが詰まっている・・・・

B.BLUE

DRAMATIC?DRASTIC!

MARIONETTE

わがままジュリエット

LONGER THAN FOREVER

CLOUDY HEART

WORKING MAN

IMAGE DOWN

BEAT SWEET

NO.NEW YORK

ONLY YOU

Dreamin'



「オレたちはまだまだ伝説になんかなんねーぞ!」
「今度は、お互い別々で、必ずここで会おうゼ!」
「We are BOØWY!!!」
By氷室京介

REVIEW
私がボウイのアルバムで最初に買ったアルバムが、このLAST GIGSであった。布袋のソロからさかのぼってボウイを聴き始めたのであるが、私が布袋のアルバムで最初に聴いたのがライブアルバムである「GUITARHYTHM active tour」であったため、ボウイもライブ盤から・・・ということで、このアルバムからはいったわけである。最初聴いたときは、やはり、かっこよさに感動したのを覚えている。特に最後の3曲は鳥肌ものだった。氷室のVoよりも、やはり、布袋のGUITARに耳がいってしまい(汗)ONLY YOUのギターソロ、Dreamin’のギターソロに酔いしれたものである。このアルバムのあと、過去の作品を集め、ボウイの活動、軌跡をいろいろ知ったわけであるが、ボウイの本来持っていた魅力は、このLAST GIGSにはあまりないのではないだろうか・・・と今になって思うのである。もう一枚、ライブアルバムとして「GIGS」があるが、比べるならば、「GIGS」のが好きである。ボウイは、1987年のクリスマスイブに行われたツアー最終日に解散しているわけであって、このLAST GIGSは、ファンへのプレゼントかつ解散した4人の第1回同窓会みたいなものである。ツアー終って4ヶ月間のブランクのせいか、改めて聴くと演奏も、おやっという感じもするわけである(笑)しかし、このLAST GIGSは、後に布袋が語っていることであるが、このライブによって、ボウイを解散した時に残っていた精神的なつかえがとれ、すっきりしたそうである。きっと他のメンバーもそうだったのではないだろうか。ボウイの活動を支えてきたファンへのプレゼントとしての意味とメンバー自身の新しい出発へ向けての最後の4人の共演、これがLAST GIGSの持つ意味なのではないかと思う。
収録曲であるが、12曲できっちり50分で収められている。実際に演奏されたのは曲の半分程度しか収められていないわけであるが、これは、レコードの収録時間に合わせたためである。これと同じ構成のビデオ/DVD「LAST GIGS」は2001年10月27日に発売。