BOØWY LIVE ALBUM

GIGS at BUDOKAN

BOØWYの歴史上、最高傑作と評される日本武道館ライブ・・・として発売された。正式なタイトルは『GIGS at BUDOKAN BEAT EMOTION ROCK'N ROLL CIRCUS TOUR 1986.11.11~1987.02.24』という長いもの。行われたツアー各地の音源がまとめられているわけではなく、収録されているのはBOØWYのBEAT EMOTION ROCK'N ROLL CIRCUS TOURの最終日、1987年2月24日の武道館公演で演奏された曲は全て収録。この武道館公演からちょうど17年目の2月24日にリリースされた。

BOØWYのシングル『ONLY YOU』のカップリングとして収録されたB・BLUEとBABY ACTIONのライブ・ヴァージョンは、この武道館公演のもの。

同タイトルの映像版も同日VHSとDVDでリリースされたが、そちらは完全収録ではなく13曲収録で、1986年12月10日、1987年2月24日の映像がミックスされたもの。映像版の音源は、NO N.Y、BEAT SWEET、IMAGE DOWN、DREAMIN'の4曲が、2月24日のものが使用されている。(2012年12月24日に完全版のBlu-ray盤が収録されたBOØWY BLU-RAY COMPLETEが発売)

“24bitデジタルミックス”ということで高音質であることをアピールしていたが、たしかにクリアーになった部分もあったが、それ以上にミックスのバランスがシングル『ONLY YOU』収録の音(こちらも手が加えられているが)と大きく違っていること、さらにCCCDでの発売ということもあって否定的に捉えるファンが多い。音質について関してはビデオ「SINGLES OF BOØWY」を初めて観た時に感じたことなのだが、このツアーでの音、もしくは録音されたマスターが、細く篭り気味な音だったのではないだろうか?ただライブが進むにつれ音は良くなるので、個人の勝手な妄想だが記録されたテープの最初の方だけ何回も再生されて劣化したのではないか、と思ってしまった。ただ単純に実際のライブと同様徐々に音のバランスがよくなっただけなのかもしれない。何はともあれ、BOØWYの武道館ライブを全曲収録した貴重なライブアルバムであり、ファンにとってはマストアイテムであることは間違いない。ツアーごとに違うサウンドのひとつのキャラクターとして捉えて楽しむのがよいと思う。

2012年のクリスマス・イヴにBOØWYデビュー30周年記念として、BLU-SPEC CD2盤のCCCDでない通常仕様でリイシューされた。
Disc-1
01.B・BLUE
作詞:氷室京介/作曲: 布袋寅泰
02.ハイウェイに乗る前に
作詞:氷室京介,松井五郎/作曲:氷室京介
03.BABY ACTION
作詞:氷室京介/作曲: 布袋寅泰
04.RUNAWAY TRAIN
作詞:氷室京介/作曲: 布袋寅泰
05.BAD FEELING
作詞:氷室京介,高橋まこと/作曲: 布袋寅泰
06.1994-LABEL OF COMPLEX-
作詞:氷室京介/作曲: 布袋寅泰
 ~DRAMATIC?DRASTIC!
作詞:高橋まこと/作曲: 布袋寅泰
07.RAIN IN MY HEART
作詞:松井恒松/作曲: 布袋寅泰
08.CLOUDY HEART
作詞・作曲:氷室京介
09.わがままジュリエット
作詞・作曲:氷室京介
10.B・E・L・I・E・V・E
作詞:氷室京介/作曲: 布袋寅泰

Disc-2
01.SUPER-CALIFRAGILISTIC-EXPIARI-DOCIOUS
作詞・作曲: 布袋寅泰
02.WORKING MAN
作詞:松井恒松/作曲:氷室京介
03.DOWN TOWN SHUFFLE
作詞:氷室京介/作曲: 布袋寅泰
04.JUSTY
作詞:氷室京介/作曲: 布袋寅泰
05.NO N.Y
作詞:深沢和明/作曲: 布袋寅泰
06.BEAT SWEET
作詞:氷室京介/作曲: 布袋寅泰
07.IMAGE DOWN
作詞:氷室京介/作曲: 布袋寅泰
08.DREAMIN'
作詞: 布袋寅泰,松井五郎/作曲: 布袋寅泰
09.ホンキー・トンキー・クレイジー
作詞・作曲:BOØWY
10.BLUE VACATION
作詞:氷室京介/作曲: 布袋寅泰
11.ONLY YOU
作詞:氷室京介/作曲: 布袋寅泰

2004/02/24 [CCCD]
 TOCT-25361~2
2012/12/24 [Blu-spec CD2]
 TOCT-98009~10
Blu-spec CD2
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