BOØWY時代の1985年にフェルナンデスで最初に製作された布袋モデルの白地に黒ラインモデル。ライブでもよく使用されていたモデル。昔のTV出演時に使用していたりBOØWY初のホールでのライブである1985年6月25日の渋谷公会堂、一般販売されている映像だとBOØWYの1224の「MEMORY」で使用されているので見たことある人も多いはず。材質などは、当時のメインとまったく同じ。 フェルナンデスの布袋モデルは黒バックに白ラインのメインが1985年に最初につくられたが、デザインに関してはこの白地に黒ラインがいわゆるG柄のオリジナルともいえる。デザインの元になっているのはESPがフェンダーやギブソンのコピーモデルブランドであるNavigatorのオーダーメードテレキャスターに布袋寅泰自身がデザインしたもの。
AUTO-MOD『Requiem』のブックレットより
後年、音楽雑誌などでは新宿ロフトの頃はギターは1本しかなかった、ESPのナビゲーターとグレコのSGの2本しか持っていなかった、という発言もあるが、ESPのテレキャスタイプのギターは黒と白の2本持っていたというのが事実のようである。BOØWYのインスタントラブの頃のアー写で布袋さんが黒いギター持ってるのを見たことある人は多いと思いますがソレです。 余談だが昔は結構いろいろなギターを使っていたようで、他にもBOØWYのライブハウス時代の写真で確認できるレスポールタイプで蛍光ピンクのマジックでピックガードを塗ったモデルなどもあった(実物がかつて某所に飾ってあったので確認)。
布袋さんが手書きしたESPのギター
これを元にフェルナンデスが作ったものは、一部ラインが異なっていて線が細目にみえる。なおこのESPのギターは音楽雑誌「Player」の1985年8月号で7万円で売りに出されたが(もう1本は4万、オートモッドのライブ映像で確認できるストラトは3.5万)ファンにではなく群馬の知人に売ってしまったとのこと。よって、フェルナンデスが製作した際は既にESPのギターはもう既に無かったためラインはトレースでなくオリジナルになったそうです。 布袋モデルギターはサブモデルが作られており、この黒ラインにもサブモデルがあった。
サブモデルのボディ
ラインが手書き風ではなく直線になっているのがサブモデル。実際のライブで使用されたかどうかは不明。公式にリリースされているライブ映像ではサブモデルの使用は確認できない。1987年当時の雑誌の紹介記事では黒ラインは3本あるとされていて白ラインは6本、布袋モデルは9本あったそうである。COMPLEXのファーストアルバム のレコーディングを終えて日本に帰ってきた頃にメインの布袋モデルが盗難(松井常松のベースも一緒に)にあった際に、戻ってこない可能性を考慮し急遽塗装を剥がして白ラインに塗り替えたそうである。すでに黒ラインのサブモデルもあったはずなのだが、メインの代替としてもっとも相応しいのが黒ラインだったのかもしれない。COMPLEXの「CLASH COMPLEXION」のミュージックビデオ(リリースはされていない)では恐らく時期的に、この塗り直された当モデルが使用されていて、そのまま盗難から無事戻ってきたメインのサブとして使用されている。ちなみに盗難にあったMAINは数週間後に戻ってきたそうである。 現在、布袋寅泰が使用している布袋モデルの黒ラインは、1999年にZodiacworksで作られたTC-HOTEI BLACK LINE 。1999年の時点で黒ラインを久々に使ってみたいという布袋寅泰の要望があったものの、すでに存在しなかったために新たに製作されたという。1987年の時点で3本存在していたフェルナンデス製黒ラインは1989年に1本塗り直されので残り黒ラインのサブモデルが2本あったはずなので、おそらく譲渡、塗装変更などで別モデルに変更などの理由で消滅したと考えられる。