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![コンプレックスの8cmシングル「1990」のCDジャケット写真](1990-single_1200x1200.avif)
COMPLEXのセカンドシングルにしてラストシングル。リリース当時、布袋寅泰自身が史上最高傑作とした名曲でファンからの人気も非常に高い。チャートでも1位を獲得。タイトルの1990の読み方はイチ・キュー・キュー・ゼロ。
前作『BE MY BABY』はCDとEPでのリリースだったが、こちらはCDとカセットの2形態でのリリース。
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収録曲目
CD
- 1990 [4:50]
作詞:吉川晃司/作曲・編曲:布袋寅泰
- Just Another Day [3:52]
作詞・作曲: 吉川晃司/編曲: 布袋寅泰
MT(カセットテープ)
A-SIDE
- 1990 [4:50]
作詞: 吉川晃司/作曲・編曲: 布袋寅泰
B-SIDE
- Just Another Day [3:52]
作詞・作曲: 吉川晃司/編曲: 布袋寅泰
- 概要・解説
- クレジット
シングルの解説
COMPLEXのデビューは平成元年の1989年。昭和から平成になり消費税がスタート。バブル崩壊が始まったのが1990年。日本は大変な状況に陥りはじめたが世界も同様でベルリンの壁崩壊・天安門事件をはじめ、中国とソ連の国交正常化など歴史的な出来事が起こった。そんな何かが終わり、何かが始まる、90年代の幕開けといえる1990年。COMPLEXの2人も空中分解してしまった。
アルバム1枚で終わるのはカッコ悪いからという理由で2枚目のアルバムは制作されたが、共同作業ではなく分担作業。吉川晃司が作曲したものは採用されず、ほとんどが布袋寅泰作曲によるものとなった。アルバムのテーマは世界情勢・時代を反映したもので、アルバム制作において最初にできたのが「1990」。布袋曰く「今までつくった曲の中では一番気に入っている」とのこと。歌詞を書くにあたって吉川晃司は激動のヨーロッパを旅して実際に体験したとのこと。このヨーロッパの旅については同行したハービー山口さんの書籍に詳しく書かれている。自身の身をもって体感した世界の動きを歌詞に投影した「1990」の歌詞であるが、何も知らない人が聞けばラブソングに聞こえるはず。コンプレックスの作品の吉川晃司による作詞は、思想やメッセージといった伝えたいことも敢えて男女に置き換えているそうである。そしてCOMPLEXのファンにとっては、当時の2人の関係とこれから、吉川晃司から布袋寅泰へのメッセージにも思える。どんな曲であれ聴く人の捉え方は様々とはいえ、歌詞も秀逸、そしてキャッチーさと美しくせつないメロディを併せ持った名曲。コンプレックスの楽曲の中でも人気はトップクラスなのも頷ける。
シングルに収録された「1990」は、アルバム『ROMANTIC 1990』に収録されたヴァージョンとは異なっている。カップリングの「Just Another Day」はアルバム『ROMANTIC 1990』には未収録曲だったが、1998年のベスト・アルバム『complex best』に収録された。ちなみにベストアルバムに収録されている「1990」もシングルヴァージョン。ミュージックビデオを作られており、当時新しい布袋モデルとして製作されたFernandes MV-480HTのブラックを使用している。この映像はDVD『BE MY BABY』、初回限定盤『complex best』のボーナスBDに収録されている。
COMPLEXのライブでは演奏されているが、布袋寅泰のライブでも演奏されていて、ソロで初めてされたのは2021年の無観客武道館ライブ『HOTEI 40th ANNIVERSARY Live “Message from Budokan” ~とどけ。Day 1 (Memories)~』でアコースティックギターの弾き語りで披露。さらに同年に開催された全国ツアー『HOTEI 40th Anniversary 〜Double Fantasy Tour〜 “BLACK or WHITE ?”』のWHITEでも弾き語りで披露された。なお吉川晃司は2004年の20周年ライブツアー以降頻繁に演奏している。
- 収録曲目
- クレジット
Credit title|1990
PRODUCED BY TOMOYASU HOTEI
KOJI KIKKAWA - VOCALS
TOMOYASU HOTEI - GUITARS,B・G VOCALS,BASIC RYTHM PATTERN & KEYBOARDS
TAKESHI FUJII - KEYBOARD PROGRAMMING
RECORDING&MIXING ENGINEER: MICHAEL ZIMMERLING
ASSISTANT ENGINEER: CALUM REES/TRISTIN POWEL/YASUHIRO ITO
RECORDED AT SEDIC STUDIOS
EXCEPT FEMALE B・G VOCALS & HORNS RECORDED AT ABBEY ROAD STUDIOS
MIXED AT OLYMPIC STUDIOS
MASTERED AT MASTER ROOM
- 収録曲目
- 概要・解説
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