布袋寅泰のシングル「命は燃やしつくすためのもの」のジャケット写真
1996.05.24

命は燃やしつくすためのもの 布袋寅泰

更新日:

TODT-3715
【8cm CD】※廃盤【PR】

1994年後半頃~96年頃にかけて、いじめ問題が社会問題化し、マスコミなどで大きく取り上げられた。その少し前の1993年には完全自殺マニュアルという書籍がベストセラーになっており当時の中高生の間では「自殺」をイヤでも意識する下地があったように思える。そんな悩む若者に向けた強いメッセージソング。アルバム『King & Queen』からのシングルカット。アルバム収録ヴァージョンをエディットしたSingle Editとしてリリース。ビデオ『サイバーシティーは眠らない』と同時リリースされた。

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収録曲|シングル「命は燃やしつくすためのもの」

  1. 命は燃やしつくすためのもの [4:40]

    作詞・作曲: 布袋寅泰

  2. DAY BY DAY [4:50]

    作詞・作曲: 布袋寅泰

作品の解説

ドラムにシンプル・マインズのメンバーだったメル・ゲイナー、ベースにクマ原田を迎え、サイモン・ヘイルによるオーケストラ演奏をバックに「命」について歌った壮大なナンバーで、なんと一発録り。歌はもちろんなのだが、ギターソロやアウトロも長く聴く人の心を揺さぶる魂のこもった熱いサウンドも魅力。アルバム『King & Queen』収録ヴァージョンと若干異なったエディットがされており、アルバムで収録されていたドラムの一部がカットされている。

ロンドンのエアー・スタジオでオーケストラとバンドで一発録音した曲。曲が始まる前に聞こえるカウントはシンプル・マインズのドラマ一のメル・ゲイナーの声。僕の作品に入っているストリングスのほとんどは旧友サイモン・ヘイルのアレンジでロンドンのスタジオで録音されたもの。最近では「007スペクター」の主題歌 「Writing's On The Wall」も彼の編曲だ。ロンドンのオーケストラと日本のオーケストラの違いは何か、とよく聞かれる。技術的には決して引けをとらないのだが、やはり何よりも音や表現のダイナミクスの幅が圧倒的に違う。ロンドンに暮らし、例えば娘の学校での音楽教育などを見ていても感じるのだが、ジャズやクラシック、ポップやロックなど、幅広いジャンルの音楽の楽しみ方を知っている。演劇やミュージカルなど、エンタテイメントの歴史が深いのも関係しているのかもしれない。スタジオでオーケストラの人たちと話すと、クラシック畑の人たち、という堅苦しさがなく、皆さんとてもオープンで前向きだ。スコアに対して「もっとここを歯切れよく強く演奏したほうがもっとロックンロールだと思う」などと、嬉しいアイデアを投げかけてくれる。この「命」のセッションはエンディング前の太鼓のセクションがなかなかうまく合わず、何度も繰り返し録音された。他のセクションの人たちも「一発録り」の完全テイクにこだわり、辛抱強く付き合ってくれた。最後にOKテイクが録れたとき、スタジオは大喝采だった。このテイクには「音楽の命」が封じ込められているんだ。

51 Emotions 布袋寅泰

命は燃やしつくすためのもの MV OFFICIAL VIDEO

ミュージックビデオはPOISON、スリルに続き中野裕之によるもので、映像の終盤、歌が終わった直後に「未来はお前たちのものさ、その胸の奥で燃え上がる熱き炎を消さないで」というコメントが追加されている。こちらはYouTubeで配信されているが映像作品としてはDVD『H』、DVD『HOTEI GREATEST VIDEO 1994-1999』のトリとして収録。

2001年元旦にリリースされたシングル『BORN TO BE FREE』で「命は燃やしつくすためのもの - UNPLUGGED」が新たに収録された。

カップリングの「DAY BY DAY」は、布袋寅泰と藤井丈司によるプロデュース曲。こちらはオーケストラ演奏ではなくコーラスが特徴的で録音・アレンジが素晴らしい。長らくライブなどで演奏されていない数少ない楽曲の中うちの1曲であったが、2007年1月31日収録のMTV UNPLUGGEDで初めて披露(ライブCDDVDにも収録)され、2010年に行われた『ROCK A GO! GO! TOUR』および『復活祭』のZEPP福岡公演で演奏された。その後2021年の『B.C. ONLY 2021』で演奏されたが、数回しか演奏されていないレア曲のひとつ。アルバムでは、2000年発売のB面集『B-SIDE RENDEZ-VOUS』、2012年のボックスセット『HOTEI MEMORIAL SUPER BOX』に収録されている。

クレジット|命は燃やしつくすためのもの

命は燃やしつくすためのもの - 4'40"

Vocal and Guitar: TOMOYASU HOTEI
Drums: MEL GAYNOR
Bass: KUMA HARADA
King & Queen London Orchestra
Strings Arrangement by SIMON HALE

DAY BY DAY - 4'50"

Vocal and Guitar: TOMOYASU HOTEI
Drums: 不明
Bass: 不明
Computer Programming: 不明
Chorus Arrangement: 藤井丈司, 阿部泰宏

Recorded by JOHN GALLEN(M-1)
Recorded at AIR STUDIO(M-1)

All tracks mixed by KUNIHIKO IMAI
Mixed at AIR STUDIOS/LONDON

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1978年生まれ。神奈川県川崎市育ち。
1992年にたまたま聴いた布袋さんのライブアルバムで衝撃を受け、一気にのめり込んでファン歴は30年以上。BOØWYもCOMPLEXもリアルタイムで聴いていない後追いファンです。ラジオ、雑誌、書籍くらいしか情報源はなかった1997年にインターネットに触れ当然のように布袋さん情報を求めたものの満足いくサイトがなかったので自分で発信することで情報を得ようと思い布袋寅泰ファン向けの情報ページ「CYBERSPACE」を開設。名前はSSGの歌詞に影響されたわけではありません。SSGより前です。

更新が滞る期間が大分あったもののサイト自体は27年目。長年のファンだと途中で離れたりするファンは意外と多いそうで、、、自分でもびっくりですが、ライブへの参加頻度などは落ちたものの離れた時期はなく現在に至ってます。布袋寅泰とその作品に興味を持った人に対して何らかのプラスになる情報を提供できれば幸いです。ページや情報の欠落や古い情報のままな箇所多々ありますが少しずつ更新していきます。

音楽以外の趣味は映画、カメラ、猫。

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