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布袋寅泰のシングル「アナザー・バトル」のジャケット写真

2004.06.30

アナザー・バトル 布袋寅泰

更新日:

BCTH-00003
【LP】※廃盤
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TOCT-4751
【CD】※廃盤
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世界発売されたELECTRIC SAMURAIから「BATTLE WITHOUT HONOR OD HUMANITY」がシングルカットされオリジナルとサムライミックスを収録したアナザーバトルというタイトルでリリース。DJ向けにアナログ盤も発売。DVD『THE LIVE! DOBERMAN』と同時リリース。

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  • Track Listing
  • Descriptions
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収録曲|シングル「アナザー・バトル」

LP

SIDE-AA

  1. BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY - SAMURAI MIX [6:03]

    music: TOMOYASU HOTEI

SIDE-A

  1. BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY - ORIGINAL MIX [2:28]

    music: TOMOYASU HOTEI

CD

  1. BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY - ORIGINAL MIX [2:29]

    music: TOMOYASU HOTEI

  2. BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY - SAMURAI MIX [6:04]

    music: TOMOYASU HOTEI

  3. BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITYM - GUITAR KARAOKE MIX [2:29]

    music: TOMOYASU HOTEI

作品の解説

世界発売されたアルバム「ELECTRIC SAMURAI」よりシングルカット。ツタヤから限定でアナログ盤もリリースされた。

布袋寅泰が俳優として出演した映画「新・仁義なき戦い」の為に作った"新・仁義なき戦いのテーマ"をクウェンティン・タランティーノが非常に気に入り、自身が監督を務めた映画「KILL BILL」でどうしても使いたいということで起用され、タイトルもタランティーノ自身によって英語に変更された。“キルビルのテーマ”として日本では耳にしたことがない人はいない位有名になり、もちろん世界的にも有名になりHOTEIを代表する1曲となる。タランティーノ監督といえば映画で使用する楽曲にも注目が集まるわけだが、世界中で発売されたサントラにも勿論収録されている。

この曲は紛れもなく僕の代表作であり、今後も世界に挑む上で重要な役割を果たしてくれるの最大の武器だ。世界中の誰もが必ずどこかで一度は耳にしたことがあるはずのこの曲は、もともと阪本順治監督による「新・仁義なき戦い。」のテーマとして書き下ろした曲だ。欧米とは違い、日本での映画制作、特に音楽制作へのバジェットは極端に少ない。「新・仁義なき戦い。」のための20数曲は数日間で録音した。その後、僕はアルバム「Fetish」の制作をアピーロードのスタジオ3で行った(その頃はアビーロードにフラットを持っていたんだ)。ある日、体調が悪く作業を休みにして、エンジニアの今井邦彦さんにお願いし「Battle~」をミックスし直してもらったんだ。それが功を奏した。スタジオ3のビッグモニターは低音の分離がよく、彼は地の底が揺れるような重低音を大胆に使ってミックスを完成させた。日本のスタジオでは絶対作れないミックスだ。翌日スタジオで大音量で聴いた時、「やった!これはもの凄いことになるぞ!」と確信したのをよく覚えてる。
「新・仁義なき戦い。」への出演と音楽監督のオファーが来た時、周りの皆のほとんどが反対した。強面な兄貴キャラやイメージばかりが立ってしまうことを、皆心配していた。しかし僕は直感的に受けるべきだと感じた。昔の仁義シリーズとは違う、男たちの群像劇の中で描かれる孤独や友情というテーマが僕の創作意欲をかきたてた。そしてこの「新・仁義なき戦い。」のテーマは思わぬストーリーに発展してゆく。
以前、新曲のPV制作のミーティングでレコード会社のディレクターに「監督は誰がいいですか?誰でもいいからやりたい人を言ってください」と言われ、「誰でもいいの?じゃ、タランティーノは?」と答えたことがある。ディレクターは困った顔で「えっ?ちょっとそれは勘弁してください。予算とか以前に、とにかくタランティーノは無理ですから」と言った。彼の気持ちは解らなくはないが、なんだかすごくガッカリしたのを覚えている。ところが数年後、なんとタランティ一ノ本人から僕の音楽を「KILL BILL」に使いたいとのオファーが入ったのだ!
日本映画ファンであるタランティーノがロバート・ロドリゲスと二人で「新・仁義なき戦い。」を観て、あの曲に惚れ込んでくれた。もともとはメタリカの曲を使う予定だったそうだ。
やるか、やらないかの決断を強いられる時、人はいつも「やらない」なんらかのネガティブな理由を考える。やるときは理由はいらない。やりたいから、しかない。メリットよりやるべきだ、という直感をじたほうがいい。
幾つかの直感が偶然をつなぎ、奇跡を生んだこの曲は、きっと僕をどこか遠くへ連れて行ってくれる気がしてならない。どこをとってもカッコイイ、自慢の曲だ。

51 Emotions 布袋寅泰

アルバム『ELECTRIC SAMURAI』のリリースに因んで、新たにSAMURAI MIXが収録されている。さらにサムライ繋がりで映画「SF-サムライフィクション」のサウンドトラックに収録されている「KATANA GROOVE」のループが用いられていたり、映画「KILL BILL」の有名な台詞も取り入れるなど、非常に凝った仕上がりになっている。

CDにはギターカラオケバージョンが収録されており、世界中のギタリストとの"バトル"するフィールドとしてのトラックという意味も込められている。

2000-2001年にかけて行われたFETISH TOURで演奏され、2003-2004年のDOBERMAN TOURではオープニングSEとして使用。愛・地球博のスペシャル・ライブではオーケストラとの共演で観客を沸かせた。シングルリリースにあたり制作された中野裕之によるミュージックビデオは、地球・宇宙・自然のピースフルな映像と愛・地球博のライブ映像がミックスされた作品になっている(DVD『ALL TIME SUPER CLIPS』に収録)。このシングル盤に収録のSAMURAI-mixは2005年のMONSTER DRIVE PARTYで披露された。オリジナルヴァージョンふくめライブで演奏されることが非常に多い。フェスをはじめとしたライブイベントはもちろんTV出演でも頻繁に演奏されている。2020年東京パラリンピックの開会式でも演奏され、2021年の第72回紅白歌合戦でも演奏。プロボクサーの井上尚弥にはアレンジした『バトルオブモンスター』を提供し、2022年、2024年には布袋寅泰の生演奏で入場した。

国内のTV番組では耳にしない日がないくらい頻繁に使用されており、CMにも度々起用されている。海外でもCMをはじめ様々な場面で使用されていて、日本の楽曲で世界で使用された際に発生する楽曲使用料のデータでも、常に上位にランクインしている。映画『Kill Bill』だけでなく、映画『トランスフォーマー』(2007年)、映画『Made of Honor』(邦題:近距離恋愛、2008年)、映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023年)でも使用されている。

Credit title|アナザー・バトル

PRODUCED BY TOMOYASU HOTEI

BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY - ORIGINAL MIX

TOMOYASU HOTEI - guitar / bass / keyboards
TOSHIYUKI KISHI - programming / audio edit
YOICHI MURATA - horn arrangement / trombone
TOSHIO ARAI - trumpet
MASAHIKO SUGASAKA - trumpet

BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY - SAMURAI MIX

TOMOYASU HOTEI - guitar / programming
TOSHIYUKI KISHI - programming / audio edit

Cutting Engineer: TOHRU KOTETSU (JVC Mastering Center)

Recorded & Mixed by KUNIHIKO IMAI (OORONG-SHA)

Mastered by IAN COOPER @ METROPOLIS MASTERING

SAMURAI MIX voice sample taken from the motion picture "KILL BILL Volume One"

BIG THANKS TO Quentin Tarantino, Lawrence Bender and A Band Apart.
ALSO THANKS TO Mary Ramos

Yoichi Murata appears by the courtesy of Victor Enterteinment, Inc.

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