前作「THANK YOU & GOOD BYE」発売から約1年3ヶ月ぶりに発表された、それまでのHOTEIの集大成というシングル。HOTEIのベスト盤「HOTEI GREATEST HITS 1990-1999」の発売の為にリリース。ベースに渡辺貢(PERSONZ)、ドラムにSSG TOURで大活躍したドラマー Zachary Alfordという新しいリズム隊をバックに繰り広げられた布袋サウンドは、ロデオパンクとも言うべきノリのいい軽快なナンバー。全ての音をハードディスクに取り込みサンプリングしたために、生っぽいサウンドでありながら、よく聴くとデジタルなサウンドであり、これはアルバム「SUPERSONIC GENERATION」の延長線上にある音作りともいえるだろう。PVは中野裕之監督によるもので、ファッションモデルの内田仁菜(当時12歳)と布袋によるコミカルなやり取りが話題に。黄色いボンボンを持った布袋が登場し、この演出については、中野監督じゃなかったら断っていたとのこと。のちのツアーではボンボンを持ち込む観客があちこちで見られ、ヒットしたということ(=いわゆる固定ファン以外にも幅広く売れる)を実感した。

カップリングの曲は「Zacharyだから叩ける」速いナンバー。こちらがA面になる可能性もあった。ファンの人気はかなり高いが、実際に演奏するのが難しいため、ライブで演奏されたのは2002年のbeat crazy presents 1st year anniversary SCORPIO RISING@clubのみで、演奏して欲しい曲で募ったリクエストに応えた形で披露された。DVD「beat crazy presents live@AX」に収録されている。

六本木のスタジオで「これ次のシングルにしようと思うんだけど... 」とデモ・テープを聴かされた時、遊園地のアトラクション的疾走感にぶったまげたと同時に、布袋君の測り知れないキャパシティの広さに感動を覚えた。今までにないキュートな布袋君がそこにいたからである。はたしてロデオ・ロックと布袋君が名付けた『バンビーナ』は、荒馬の様なロリータのハートにしがみつく、マニアックな快感を描いた作品に仕上がった。年齢やルックスのせいだろうが、僕達のコンビネーションは、ヤンチャな布袋寅泰を大人の僕がまとめていると見られがちである。が、これが違う。この歌詞でも第1稿のAパートはもっと禁じ手なしのハチャメチャな世界で、それを布袋君がバランス良く(?)整理してくれるのである。

森雪之丞 


布袋寅泰のヒットシングルの一つであり、"スリル"、"POISON"と並んで一般的な知名度は高い。もちろんアルバム「HOTEI GREATEST HITS 1990-1999」の大ヒットということもあるが、シングルとしては僅差で初登場1位を逃し2位となっており、シングル「CICUS」の売り上げ枚数には及ばなかった。携帯電話の普及が一番大きな原因だと思うのだが、CDが売れない時代、いわゆるCD不況が始まったのが、ちょうどこの頃である。なお、この「バンビーナ」が8cmシングルとしての最後の作品となった。

もりばやしみほ(ハイポジ)のヴォーカルによる“バンビーノ”が布袋寅泰 featuring もりばやしみほ名義で、2000年に5000セット限定で発売された布袋寅泰デザインによるヘッドフォン型Solid Audio Player + Smart MediaによるHOTEI Smart Media "BEAUTIFUL NOISE"に収録された。タイトルがバンビーナ(女の子)→バンビーノ(男の子)に変更されているとおり、歌詞もそれを踏まえて部分的に変更されている。後にアルバム「LOVE for NANA ~Only 1 Tribute~(BLACK STONES version)」に収録された。

01.バンビーナ
作詞:森雪之丞/作曲:布袋寅泰
02.GET YOUR GUN
作詞,作曲:布袋寅泰

PRODUCED BY TOMOYASU HOTEI
 
Vocal,Guitar & Keybord: TOMOYASU HOTEI
Drums: ZACHARY ALFORD
Bass: MITSUGU WATANABE
Programming & Audio Edit: NOBUTAKA WATANABE
Backing Vocals: RYO TAGUCHI,KATSUMI OHNISHI
Strings Arrangement & Conducted by MICHAEL KAMEN
 
Recording & mixing Engineer: KUNIHIKO IMAI
Mastering Engineer: IAN COOPER