アルバム『SUPERSONIC GENERATION』に伴う全国アリーナツアー&ライブハウスツアー。アルバム収録曲を全曲CDと同じ曲順で披露し、シングル曲なし、ライブ定番曲なし(6/20の福岡ドラムロゴス公演のみ停電による機材トラブルにより復旧までの間、アカペラで「さらば青春の光」)、というファンの度肝を抜く内容。プライベートで山下久美子との離婚もあり「THANK YOU & GOOD BYE」と「FOUR SEASONS」を演奏。さらに「I'M FREE」と「WILD LOVE」、最後に「SAVE ME」というセットリストに布袋寅泰の思いを強く感じたのだが、当時、ギタリズムの終了、ヒットシングル連発、今井美樹のPRIDE大ヒット、憧れの夫婦が離婚、映画に出演、尖りまくったアルバムのリリース、という流れが激しすぎて、ついていけないファンも少なくなかった。あまり普及していなかったインターネット上の狭いファン界隈もざわついておりまさに賛否でまっぷたつ。当初予定されていた横浜アリーナ2DAYSは、チケットが売れず1DAYに変更された。
武道館公演のライブアルバムも予定されていたが、諸事情により発売はされなかった。ライブ映像作品として『HOTEI SSG LIVE“ROCK THE FUTURE”』がリリースされている。ネット上で幻のライブアルバムとされている音源の流出があったようだが、それはビデオかDVDのライブ音声を抜き出しただけのものでFAKE。
ライブハウス公演として開催されたSSG@CLUBは大阪、東京2DAYS、福岡の4公演。アリーナクラスでの全国ツアーだったがライブハウスにも同規模の音響機材を持ち込んでの開催だったためか、福岡公演は3曲目途中で機材トラブルによる停電により中断。本来なら中止・振替となるところだが、場内の観客は帰ることなく残り、スタッフによる懸命の復旧作業によりなんとか夜10時から頭からやり直すことに。他のライブハウス公演よりもアンコール曲が少なくなったものの23時15分ごろ終演という、開場から5時間以上という布袋寅泰史上最長といえる伝説のライブに。なお電源の復旧までの間にアカペラで「さらば青春の光」を歌ったそうだが、詳しいことご存じの方は教えて下さい。
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関連作品
SUPERSONIC GENERATION
1998.04.29THANK YOU & GOOD BYE
1998.01.28