GUITARHYTHM(ギタリズム)のジャケット
1988.10.05

GUITARHYTHM 布袋寅泰

更新日:

CT-32-5305
CD ※廃盤
RT-28-5305
LP ※廃盤
ZT-28-5305
MT ※廃盤
AJCH-30001
REMASTERED CD ※廃盤
2000/12/13リリース
TOCT-95001
SHM-CD(紙ジャケ) ※廃盤
2008/12/14リリースのGUITARHYTHM BOXに収録
NLP-1003
LP ※廃盤
2012/02/01リリースの『HOTEI MEMORIAL SUPER BOX』に収録
UPCY-6954
SHM-CD
2014/12/10リリース

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アルバム収録曲|GUITARHYTHM

CD

  1. LEGEND OF FUTURE [1:19]

    song: Geoffrey Westley
    arrange: Geoffrey Westley

  2. C'MON EVERYBODY [3:01]

    song&words: Eddie Cochran, Jerry Capehart
    arrange: Tomoyasu Hotei

  3. GLORIOUS DAYS [3:31]

    words: Herbie Yamaguchi, Lenny Zakatek song&arrange: Tomoyasu Hotei

  4. MATERIALS [3:23]

    words: Herbie Yamaguchi, Lenny Zakatek
    song&arrange: Tomoyasu Hotei

  5. DANCING WITH THE MOONLIGHT [5:18]

    words: Herbie Yamaguchi, Lenny Zakatek
    song&arrange: Tomoyasu Hotei

  6. WIND BLOWS INSIDE OF EYES [4:54]

    words: Tomoyasu Hotei
    song&arrange: Tomoyasu Hotei, Hoppy Kamiyama, Takeshi Fujii

  7. WAITING FOR YOU [3:32]

    words: Herbie Yamaguchi, Lenny Zakatek
    song&arrange: Tomoyasu Hotei

  8. STRANGE VOICE [3:53]

    words: Herbie Yamaguchi, Lenny Zakatek
    song&arrange: Tomoyasu Hotei

  9. CLIMB [4:01]

    words: Herbie Yamaguchi, Lenny Zakatek
    song&arrange: Tomoyasu Hotei

  10. GUITARHYTHM [5:24]

    words: Herbie Yamaguchi, Lenny Zakatek
    song&arrange: Tomoyasu Hotei

  11. A DAY IN AUTUMN [7:21]

    words: Herbie Yamaguchi
    song: Tomoyasu Hotei, Geoffrey Westley
    arrange: Geoffrey Westley

LP/MT

SIDE A

  1. LEGEND OF FUTURE [1:19]

    song: Geoffrey Westley
    arrange: Geoffrey Westley

  2. C'MON EVERYBODY [3:01]

    song&words: Eddie Cochran, Jerry Capehart
    arrange: Tomoyasu Hotei

  3. GLORIOUS DAYS [3:31]

    words: Herbie Yamaguchi, Lenny Zakatek song&arrange: Tomoyasu Hotei

  4. MATERIALS [3:23]

    words: Herbie Yamaguchi, Lenny Zakatek
    song&arrange: Tomoyasu Hotei

  5. DANCING WITH THE MOONLIGHT [5:18]

    words: Herbie Yamaguchi, Lenny Zakatek
    song&arrange: Tomoyasu Hotei

  6. WIND BLOWS INSIDE OF EYES [4:54]

    words: Tomoyasu Hotei
    song&arrange: Tomoyasu Hotei, Hoppy Kamiyama, Takeshi Fujii

SIDE B

  1. WAITING FOR YOU [3:32]

    words: Herbie Yamaguchi, Lenny Zakatek
    song&arrange: Tomoyasu Hotei

  2. STRANGE VOICE [3:53]

    words: Herbie Yamaguchi, Lenny Zakatek
    song&arrange: Tomoyasu Hotei

  3. CLIMB [4:01]

    words: Herbie Yamaguchi, Lenny Zakatek
    song&arrange: Tomoyasu Hotei

  4. GUITARHYTHM [5:24]

    words: Herbie Yamaguchi, Lenny Zakatek
    song&arrange: Tomoyasu Hotei

  5. A DAY IN AUTUMN [7:21]

    words: Herbie Yamaguchi
    song: Tomoyasu Hotei, Geoffrey Westley
    arrange: Geoffrey Westley

作品の解説

このアルバムは架空のサウンドトラック。

GUITARHYTHM = GUITAR + RHYTHM

ギタリズムとは布袋寅泰による造語である。1988年に布袋寅泰により提示されたギタリズムのコンセプトを紹介する。

GUITARHYTHM CONCEPT 1988

そろそろ90年代R&Rの幕開けというへくR&Rを提示していかなくてはならない時期が来た。

そもそもR&Rに国籍は無くイギリス、アメリカ問わす、ビル・ヘイリー(元祖R&R!)、リトル・リチャード、チャック・ベリー、ジーン・ビンセント、エディ・コクラン、ボ・ディドリー、プレスリー、ビートルズ、ストーンズ~時代はながれて、T・REX、ルー・リード、テヴィッド・ボウイー、イギー・ホップ〜セックス・ピストルズetc....。

ジグジグ・スパトニックによる90年代へのアプローチはくしくも失敗に終わったが、常に刺激を求めるビート・フリークたちの関心は生易しいメロウなR&Rでは満足できなくなっている。

パンク・ムーブメントの果たした役割は計り知れない程偉大なものたったが、大きくわけてビート派とメロディー派に極端に別れすきて、今やシーケンスの反復を利用したドナ・サマー!?が切開いた“ディスコ・ミュージック”とほとんど変わらないあり様だ。

ロックという言葉の持つ意味が個人の解釈に委ねられた今、逆にインパクトを持ち国内のみならず海外にもアピールし得るR&Rがこれから作っていく≧GUITARHYTHM≦の基本になっていく。

テーマは、スピードリフレインメロディーコンビューターパンクの5つに集約することができる。
わかりやすく言えば、セックス・ヒストルスのギタリストとジグシグ・スパトニックのリズム体をバックにエディ・コクランがビートルズの歌を赤いスーツを着て歌う事だ。

布袋寅泰

布袋がこのように説明するGUITARHYTHMはBOØWYのLAST GIGSから半年後に発表された記念すべきソロの1作目。この作品はBOØWYサウンドとは全く違ったアプローチでギターとコンピューターとロックンロールという組合せがあまりにも強烈だった。アンプは一切使用せずにROLAND GP-8をメインとしたライン録りという手法。とはいってもそのままの音ではなく全ての音にノイズリダクションをはじめとした加工がされており、独特のサウンドに仕上がっている。布袋ならではのギターサウンドだけでなくエンジニアのMICHAEL ZIMMERLING、プログラミングの藤井丈司の存在は大きい。

『GUITARYTHM』はすべて、布袋さんのセンスと設計図の緻密さです。オーケストラから始まって、カットインしてギターとシンセベースで『C’mon Everybody』に行くという流れも、最初から設計図にあって。曲間のSEもこういう風にしたいっていうイメージが最初からありましたし、具体的にこういう音を作ってほしいというリクエストも、いくつかありました。

藤井丈司氏が語るシンセサイザーの魅力 −受け継がれるYMOの遺伝子−

サウンド面だけでなく歌詞が英語というのもBOØWY時代のDANCE CRAZEを知っている人であっても大変衝撃的なことだったが、そのことをまるで意識させないぐらいのメロディとリズムがここには満ち溢れている。様々な要素を融合してオリジナルを創り出すという布袋のセンスに満ち溢れた超個性的かつ刺激的な傑作。

6年間連れ添った仲間と別れ,新たなスタートをするにあたって,僕は”完璧”という2文字を頭に描きました。まず,自分に足りない何かを探す・・・ということから始めたのですが,いつのまにかそれは本当の自分を見つめ直すー僕という存在の内面への旅に姿を変えていたのです。GUITARHYTHMという作品は,ロックミュージックと出逢った10数年間の分身,もしくは僕そのものといっても過言ではありません。

布袋寅泰

BOØWYは1986年にバンド解散を決め、それに向けて活動したのが1987年。BOØWYの次に布袋寅泰が次に吉川晃司と一緒に組むことはBOØWY時代に話はしていたようだが、1988年の吉川晃司が所属事務所からの独立と契約の問題もありCOMPLEX結成の発表は1988年の12月となった。COMPLEX結成するのを決めたのは1988年の5月ごろとのこと。BOØWYのLAST GIGS〜COMPLEX結成までの間に、そしてCOMPLEXやる前にどうしても1枚ソロアルバムを作りたいという強い意志が上記の本人コメントから感じられる。なお、このGUITARHYTHMのロンドンレコーディングには吉川晃司も布袋寅泰と一緒にロンドンを訪れている。レコーディングは7月に行われたが、7月13日に英国王室からスタジオを貸して欲しいという依頼があり、それを承諾しプリンセス・ロイヤル・アンとスタジオで当日接見したというエピソードがある。

布袋寅泰による全曲解説

LEGEND OF FUTURE

オーヴァーチュア-未来への音の幕開け。ハリウッドミュージカルとR&Rは、なんか香りがある。作曲の人にはヴァイオリンから入ってと頼んだ。 これを録音した時は、鳥肌もんでしたよ。アビーロードスタジオにオーケストラのおじいちゃん、おばあちゃんがゾロゾロ集まってきて、最初誰もいなかったスタジオの椅子がパーっと埋まって、俺は気をきかせてもらって、その真ん中に座らせてもらって聴いたの。なんか体がブルブル震えちゃって、この曲が俺のレコードに入るのか、この曲で始まるのかって興奮したよ。 気持ちいいよね、最高。シャンパンの泡の中にいるようで気持ち良くて。レコーディングは全部録り終わった後、「A DAY IN AUTUMN」と一緒に最後に録った。

C'MON EVERYBODY

勢い良く飛び出すナンバーが欲しかった。家でいろいろレコード引っ張りだして聴いていたら、この曲だよって感じで。カヴァーだけど他の人の曲をカヴァーすることは全く気にしてなかった。この曲をトップにしてオーヴァーチュアをつけた。デモテープもこの曲が一番最初で、プログラマーの藤井(丈司)さんに紹介してもらった。そしたら「この曲をうあるのは俺しかいない」って言われて始まった。 個人的にはSIGUE SIGUE SPUTNIKに傾倒していた時期で、この曲は影響を受けてる。そういう時代の断片みたいなものは素直に入れておこうっていつも思ってる。自分の中で新しいものを作っていこうという意識はあまりない。新しいものを作るのは18,19歳のやつだから。俺らみたいに、いろいろなことわかって構築した上で考えたものって、新しくは無いからね。あの時は、自分の中でジグジグが新鮮だった。

GLORIOUS DAYS

このアルバムの中でも、かなりのポップチューン。こういう曲が5,6曲あったんだけど、BOØWYっぽかったりするとワンワンとか久美ちゃんから「自分をコピーしたらおしまいよ」とか「いいけどBOØWYみたいだからやっちゃダメ」っていう戒めがあった。そう言われるとそうだよねって軽く捨てていたけど捨て切れない自分のメロディがあったりして。 当時、現実の中に悪夢があるという感じがあって、逃避行的に現実を現実から遠ざけて非現実的な夢物語的な感じがGUITARHYTHMのアルバムの他の曲にもいえて。この曲は、通りすぎたあの良かった頃をロマンティックに歌いたかった。

MATERIALS

全体的には曲が先に出来ていて、後でイメージを伝えて詩をつけてもらった。詩に関してはハービーさんの色が濃い。問題喚起みたいなものだよね。 サウンドはドイツっぽい感じ。サウンドは、プログラマーの藤井さん、キーボードのホッピー神山、エンジニアのマイケル・ツィマリングにそれぞれ任せている部分がかなりある。俺は人とやる時、イメージはしっかり自分の中に持っているけれども、人がやったことで面白いことがあったら「最高!」って言えるタイプだから。俺が作るのはベーシックな曲のイメージだよね。この曲がちょっとダークで怖い。こういう曲を挟むことでロマンティックなものはよりロマンティックに聞こえるだろうし、そうじゃない曲はそうじゃなく聞こえるだろうし、その辺はプロデューサー気質が出るんだろうね。

DANCING WITH THE MOONLIGHT

こういう曲を書いている自分っていうのは、すごい素直。「YOU」や久美ちゃんに書い「TONIGHT」とか、BOOWYの「季節が君だけを変える」とかCOMPLEXの「BE MY BABY」とか、ストレートにメロディを作るとこういう曲になっちゃう。人によっては無理してポップにしようと思って作るんだろうけど、俺の一番正直なところって、結構こういうメロディかもよ。 この曲でイギリス・デビューしたわけですよ。プロモーションでロンドンに行って、キングスロードにポスター貼られてるの見て興奮して、ここから始まれるんだと思った。そしたら、すぐ廃盤になっちゃって。 日本で売れたからってどうということはないし、どっちかっていうと素直に一から始めて、パーティにはいろんな人が来てくれて夢心地。本当に夢がかなうかもしれないって思ってた。でも結局は思い通りいかなくて悔しくて。日本に帰ってきたらアルバムは何十万枚と売れていた。俺はそういう日本のファンを無視してイギリスのこと考えてたわけだから、悲しくて、すごく悪いことしたなという気がしたね。その反動が「GUITARHYTHM Ⅱ」だと思う。忘れられない曲だね。

WIND BLOWS INSIDE OF EYES

悪夢を歌った曲。悪夢といっても俺は本気で思って詩を書いている。自分で詩を書くときは全部そうだけど。本当にそういう夢を見たってことだから、それでいいっていつも思ってる。今に伝わるものなんて、伝えようと思ったから伝わるんじゃなくて、いかにそれがリアルか、その人の音楽の中でリアルにあるかっていうことが伝われば、音楽と聞き手の関係は成り立つ。それを信じてる。凝似体験を与えるような音楽は絶対にやりたくない。

WAITING FOR YOU

ギターから出来た曲。このギターだけは本当に俺だけのタイミング。絶対俺のギターじゃないとイントロが始まらないというくらいの自負がある。ま、どの曲にしてもそうじゃなきゃギタリストとして悲しいよね。 誰でも弾けそうで弾けない、弾きたくなるような衝動が伝わって、でも実は弾けないっていうギタリストが好き。だからBOOWYのコピーバンドはいっぱいいるんだろうけど、一回聴いてみたいと思う。俺のコピーにしても全然違うんだろうな。きっと背が高いからギターとかって言われちゃったりとか(笑)

STRANGE VOICE

また怖い曲。ロマンティックな曲と怖い曲がうまく配列されてますね。素晴らしいアルバム(笑) オペラの人に歌ってもらって、マイクから離れているのにレベルが落ちない。とにかくロンドンでいろんな人に会って、ギター弾きとかはいつもでセッションできるけど、シンガーの連中とセッション始めると本当にKOされちゃうよね。彼らは歌いたいっていう衝動から歌う。そのときに歌いたいことを歌う。だからセッションが成り立つ。日本じゃヴォーカリストのセッションはやれないもんね。バンドのセッションはじまるとボーッとしててさ。「ミュージシャンの連中はいいよな」とか言って。あれ悲しいよね。あれじゃ絶対通用しない。どこでも音楽流れたら歌いたいっていう気持ちがないとね。その時、産まれる詞がなかったら悲しすぎる。

CLIMB

これは代々木のスタジオで作った曲。ヘヴィーなリズムをやりたいなと思った。だけど、俺がやるとヘヴィーじゃなくなっちゃう。ギターはどう解釈してもヘヴィーな方に行かない。俺のリズムってコンピューターにあってるんだよね。 それから音色もあんまりひずんでるのは好きじゃない。エッジが立っていないと嫌い。弾いたときにピキッていわないとね。もやっとした音はそれだけで気持ち悪い。 ギターは自分で模様を書いた”布袋モデルギター”。アミダクジって呼ばれてた模様が入ってて、これは酔っ払って部屋で書いた。花田(裕之)くんとセッションやる時は、いろんなギター引っ張り出してくるんだけど、自分のアルバムとなるとやっぱりこのギターを使っちゃう。自分らしい音なだろうね、自分にとっては。

GUITARHYTHM

アルバムのタイトルチューン。自分の中にあるFUNKな部分が出てる。FUNK MUSICはずっと好きで聴いていたし。アイズレー・ブラザーズとかスライ&ファミリーストーンとか。でも、どうしてもヘヴィーにならない。俺がやるとビシバシっていうかしゃっきりしちゃう。結局コンピューターとやるということでそうなる予感はあったけど。 デモの段階からギタリズムは止まらないっていうフレーズがあって、自分の中でもGUITARHYTHMはIだけじゃ終わらないって決めてて、IIはこの曲から始めたいと思っていた。ギターソロが凄く気に入ってる。マーク・ボランとレイ・パーカーJrが混ざったようなギタリストになりたかったし、そういうギタリストになれたような感じがするんだよね。 時代と音楽だけが生む、その時だけの輝きってあるでしょ。それを感じながら自分はギターを弾いてきたし。そういう憧れが感じられないと寂しいよね。

A DAY IN AUTUMN

アビーロードスタジオの第2スタジオにピアノが置いてある。ポール・マッカトニーやジョン・レノンが触ったピアノだよね。由緒あるスタジオで、ビートルズ、ジミ・ヘンドリックス、ピンク・フロイドがやってる。そのスタジオには、そういうオーラがあった。そこだけ改装してなくて、古いまんまで。そこにいると、そういう精霊みたいな魂みたいなものがすごく染み込んでくる感じがして、このピアノで1曲書きたいと思った。で、書いて、オーケストラのあレンジを頼んだ。 そのオーケストラ・ヴァジョンって本当は8分くらいあったんだけど、ラストに8分は長かったんで短くしてもらった。今から思うと、8分ヴァージョンも聴いてみたいよね。ちゃんととっておけば良かった。 この曲もオーケストラのまん中で聴かせてもらって、終わっておじいちゃんおばあちゃんのヴァイオリンの人たちが帰ってポツンと座っていたとき、友達がうちから帰っちゃったような気がしたね。

月刊カドカワ 1991/11

本作はCD、カセット、レコードの3形態でリリースされ、曲数や曲順は同じ。布袋作品の中でもこのアルバムは極めて特別な一枚で、ギタリズム原理主義ともいうべき一部熱狂的なファンがいる(2024年現在、G1しか認めない原理主義者はおそらくアラフィフ〜がメイン。)。その多くはこのアルバムに10代〜20代の多感な時期に出会ってしまったが故だろう。大人になってからの音楽の好みは13-14歳の時に聴いた音楽で形成されるという説がある。そういう私も13歳でGUITARHYTHM active tourのライブ盤を聴いてからの布袋ファンである。GUITARHYTHMはサウンド面だけでなく、アートワークをはじめとするビジュアルの衝撃も大きかったと思う。アルバムジャケットで布袋が着用しているVivienn Westwoodのジャケットや同ブランドを買い始めたファンも少なくない。なお写真と絵画のコラージュによる芸術的なアルバムジャケットのペインティングは宇野亜喜良によるもの。これはロックンロールとポップアートの密接な関係を自作でも表現したかった布袋のこだわりである。

ギタリズムの歌詞の日本語訳

GLORIOUS DAYSの日本語歌詞

いまでも、ずっと君への想いはかわらない
僕の心を焦がしたのは君だけだった

学校をぬけだし、遠くへ遠くへ走りながら
タンデムシートの君の手を握り締めていた

覚えていて欲しい
東京は人込みの街、でも、全てが美しく見えた時のことを

君が去った今、僕の部屋の壁には 思い出の写真が一枚

君の気持ちは知っていた、でも、
僕の夢に君を連れては行けなかったんだ

許して欲しい
今でも君のことが、気掛かりだけど
過ぎ去った、あの日々は、戻りはしない
戻りはしないんだ……

MATERIALSの日本語歌詞

“マテリアル”

それは 白と黒
西と東
右と左
富と貧困
“マテリアル”

それは 愛と憎しみ
平和と争い
強と弱
喜びと悲しみ

あなたは、見えぬふり………
放っておくつもり?
一体、何に縛られているの?

どうやって、こんな中で暮らしていけと………
どうやって、こんな中で暮らしていけと………

“マテリアル”

それは 白と黒
西と東
愛と憎しみ
喜びと苦しみ

DANCING WITH THE MOONLIGHTの日本語歌詞

月あかりの下―君を見つけた
「真夜中に逢いましょう…」と
君のささやき
それは夢!?

月あかりの下―君を見つけた
「真夜中に逢ってほしい…」xxx
君の気持ちが知りたくて
それも夢!?

君のつれない返事が恐くて
今まで何も言えなかったけど
いつか、きっと…

君をきつく抱きしめて
月の光と踊るんだ

星に向かって歩こう
僕は信じているんだ
「月あかりの下で逢いましょう」って、君が言ってくれる事を
そして夢は現実に―

いつでも君と一緒にいたいって
恥ずかしくて言えなかったけど
そう…今すぐにでも

君をきつく抱きしめて
月の光と踊るんだ

君をきつく抱きしめて
月の光と踊るんだ

WIND BLOWS INSIDE OF EYESの日本語歌詞

暗闇が手招きを始める瞬間
強い風が吹き荒れる
夢と現実との隙間をかき消すかのように
風は怒りせせら笑う

時空のランデヴーに星空はない
宇宙は全て風の中にある
風は色々な形に姿を変えながら
光と影を操り続ける

そして突然僕を見つめる
ゆっくりと…ゆっくりと近づいてくる
肩が触れ合う程の距離まで近づいてこうつぶやく
“いつもの所でまた逢おう”
~WIND BLOWS INSIDE OF EYES

バビルの塔の向こう側に泉があったと人は云う
涙はそこから湧くのだと風は云う
そして様々な喜びや悲しみを僕につきつけて
泉の輝きを抱きしめろとつぶやく

そして僕は泉の中に溶けてゆく
ゆっくりと…ゆっくりと溶けてゆく
風は塔の見張り台からこう叫ぶ
“いつもの所でまた逢おう”

~WIND BLOWS INSIDE OF EYES

WAITING FOR YOUの日本語歌詞

「キミに僕は、どう、映るの?」…と僕。
「あなたの顔は、カワイイよ」…と彼女。
「キミへの言葉が、見あたらない」…と僕。
「優しい声だけで十分」…と彼女。

「あなたに、何をしてあげられるのかしら」…と彼女。
「愛の歌だけで十分」…と僕。
「失うものは、何もない?」…と彼女。
「僕らは、全てを手に入れたんだ」…と僕。

いつでも君を待ってる。

いつか、僕は君の中に…。
そして、君は僕の中に…。

STRANGE VOICEの日本語歌詞

夜の静寂に忍び込むその声は
僕に真実を告げる
どこからともなく聞こえるその声は
光の中へと僕を誘う

~私はあなたの声
いつも風の中に潜んで
あなたの心を守ってあげる~

夜のざわめきの中
誰かが僕のそばにいる
誰も教えてくれなかった声を告げながら
光の中へと僕を誘う

~私はあなたの声
いつも風の中に潜んで
あなたの心を守ってあげる~

教えてよ…
なぜ聞こえるの?
心の中の天使の叫び

僕にしか聞こえないのだろうか?
それとも幻想にしか過ぎないのだろうか?
他の誰かにも感じてほしい
光の中での出来事を

CLIMBの日本語歌詞

僕がどんなに落ち込んでいる時も
君はいつも元気づけてくれた

僕がどんなに迷っている時も
君はいつも助けてくれた

君が僕を必要としてる時は
僕はいつも唇を重ねた

君が寂しそうにしてる時は
僕はいつもそばにいてあげた

なぜ、そんなに苦しむの?
僕は、ここにいるじゃない?
何も心配する事はないよ―

ふたり一緒なら何でもできる
ふたり一緒なら何でもできる

もっと高く―
もっと幸福に―

ふたり一緒なら…

GUITARHYTHMの日本語歌詞

一条の光は、夜空に向かって放たれるギターの叫び
僕の思いを乗せて、いつ君に届くだろうか

もし、僕が空に舞えたら
無限の時空へ彷徨い歩く
一人 何処かで、星を見つめる君
僕の叫びを聞いてくれ

僕の魂は、輝く太陽と、星の光に満ち溢れ
鋼鉄の鳥になり、君を探しに
燃えたぎる流れ星に乗って飛んで行く

一条の光が、彼方の天に届くとき
空には、虹が咲いて、君を包み込む
星空に隠れる君よ、出てきてほしい

僕のギターは、もう飛べない
折れた翼を、よみがえさせるのは、君だけだ

ひとり 何処かで、星を見つめる君
僕の叫を聞いてくれ

いつ、君の元にとどくだろう
ギタリズムは 止むことなく

A DAY IN AUTUMNの日本語歌詞

秋の日 カフェに座り お茶を飲む 年老いたお婆さん
話しかけるものは誰もなく ただ一人

秋の日 木かげで休み 鳥と遊ぶその人に
風は流れて ふと消えて入った

静寂が夕日に浮かんだ風景をとじ込め
寂しそうに、そして寂しそうに

秋の日 店の片隅で眠り 過ぎ去った日々を夢みるその人を
照らし陽の光は やがて傾いて消えていった

空の青かった朝 秋の雲はなお高く
老いた人生の一日を通り過ぎ過ぎていった

誰もが感じる あの秋の頃
人々の影は 日ごとに長く また長く伸びていくことを

2023年2月11日にハービー・山口氏による布袋寅泰の写真集『Glorious Days』が発売された。その発売記念のトークイベントで、Glorious Daysの歌詞はハービーさんの実体験とのこと。歌詞に出てくる女性の笑顔、ハービーさんの記憶の中にしかないがそれが最高の『写真』で、それを追い求めって写真家になったというお話でした。なおその女性の方もイベントに来られていたそうです。

クレジット|GUITARHYTHM

produced by Tomoyasu Hotei
except M-6 produced by Hoppy Kamiyama, Tomoyasu Hotei

musicians
Tomoyasu Hotei / vocals & guitars
Hoppy Kamiyama / keyboards
Takeshi Fujii / programming
※Hoppy Kamiyama courtesy of MOON RECORDS

Carol Lesley-Green / opera voice on M-6, M-8
Jacqueline Robinson, Diana Wright / backing vocals on M-5,7,10
Lenny Zakatek / backing vocals on M-10
SERGE from THE PLANETS / backing vocal on M-6
Pandit Dinesh / percussion on M-5,6
Kuma Harada / bass on M-2,5,10
GUITARHYTHM PHILHARMONIC on M-1,11
Geoffrey Westley / strings arrange & conductor
Gavyn Wright / strings leader

recorded & mixed by Michael Zimmerling
except M-1 & M-11 recorded by John Kurlander, mixed by Geoffrey Westley & Michael Zimmerling
recording & mixing assisted by Darren Godwin
mastered by lan Cooper METROPOLIS MASTERING)
DMM cutting by Steve Rolke at ABBEY ROAD STUDIO
recorded at ABBEY ROAD STUDIO studio 2

A&R DIRECTOR: JIRO KOYASU • SATOSHI HIROSE (Toshiba EMI)
ASSISTANT DIRECTOR: MITSUNOBU SEKIGUCHI (TOYBOX• YUIMUSIC)
MANAGEMENT: SENJI KASUYA (IRc2) •KUMA HARADA • KAZUMI TAKAHASHI (IRc2) • YVONNE BROSCHARD-ZIMMERLING (IRc2)

GUITARHYTHM THANKS to
LEOMUSIC• FERNANDES• YAMAHA R&D (Kudoh & Doumen) • ROLAND (Chris & Kaminishisono) ROCK IT CARGO • SENSIBLEMUSIC •BBE • COLETTE BARBAR• GUITARHYTHM PROPAGANDA• TOP (FUJITA •KIRISHIMA) • Club 31 JEFFREY MICHAEL-PATTERSON •KUMIKO• KOJI • TSUNEMATSU MATSUI V.F.V. STUDIO • FRANKIE STEIN • HERBIE YAMAGUCHI

Katsu Nagaishi / art director & flower coordinator
Kazuhiko Sonoki / photographer
Akira Uno / cover painting
Zempaku Suzuki for B.B.I. STUDIO / designer
Akihiko Asai for EAT / hair & make-up
Masanori Kikuchi for GAINAX / label illustration
Shinobu Kurono / stylist

THANKS FOR: HIROSHI MORINAGA • YUJIRO YAJIMA • JACTAS • GAINAX

EXECUTIVE PRODUCERS
SENJI KASUYA(TOYBOX•YUIMUSIC) • KEI ISHIZAKA(Toshiba EMI)

関連作品・ライブ

GUITARHYTHM 配信サイト

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@webmaster_cs

1978年生まれ。神奈川県川崎市育ち。
1992年にたまたま聴いた布袋さんのライブアルバムで衝撃を受け、一気にのめり込んでファン歴は30年以上。BOØWYもCOMPLEXもリアルタイムで聴いていない後追いファンです。ラジオ、雑誌、書籍くらいしか情報源はなかった1997年にインターネットに触れ当然のように布袋さん情報を求めたものの満足いくサイトがなかったので自分で発信することで情報を得ようと思い布袋寅泰ファン向けの情報ページ「CYBERSPACE」を開設。名前はSSGの歌詞に影響されたわけではありません。SSGより前です。

更新が滞る期間が大分あったもののサイト自体は27年目。長年のファンだと途中で離れたりするファンは意外と多いそうで、、、自分でもびっくりですが、ライブへの参加頻度などは落ちたものの離れた時期はなく現在に至ってます。布袋寅泰とその作品に興味を持った人に対して何らかのプラスになる情報を提供できれば幸いです。ページや情報の欠落や古い情報のままな箇所多々ありますが少しずつ更新していきます。

音楽以外の趣味は映画、カメラ、猫。

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