GUITARHYTHM IV
TOCT-8370 
<'94.06.01>

*アナログ盤”TOJT−8370”も8/24に限定発売
CDに未収録のCRYING IN THE CHAPEL収録

GUITARHYTHM WILDツアー終了後、単身で半年の間、ロンドンで生活。その間、アコースティックギター(Fender Wildwood)1本と向かい合い、生まれた作品がGUITARYTHM IV.GUITARYTHMの当初のコンセプトであった”computer&guitar”からは、かけはなれた、生のバンドサウンドが主体の作品である。とはいえ、布袋本来のスタイルであるリズム・ギターリストに戻ったわけで、GUITARHYTHMの最終章としてはふさわしいといえるかもしれない。リミックス・エンジニアをDAVID  BOWIEのプロデューサーであるデイビット・リチャーズが努めた。
01 TIME HAS COME
02 SERIOUS?
03 SURRENDER
04 薔薇と雨
05 INTERMISSION
06 気まぐれ天使
07 SIREN
08 OUTSIDER
09 さらば青春の光
10 ESCAPE
11 RUN BABY RUN
12 GUITARHYTHM FOREVER
All music & lyrics except "TIME HAS COME" : TOMOYASU HOTEI
"TIME HAS COME" : SIMON HALE
REVIEW
このアルバムはGUITARHYTHMの最終章であるわけだが、まず、聴いてびっくり!GUITARHYTHM本来のコンセプトにあったコンピューターがなく、完全な生演奏である。最初と最後にストリングスを取り入れている構成は、GUITARHYTHMを彷彿とさせる。曲は、ちょっと荒削りなストレートなロック。布袋自身、作ろうと思って作った曲は1曲もない、と言っているように、感情をそのまま音にしたことがサウンドから感じられる。このアルバムで”薔薇と雨”が布袋にとって特に思い入れの深い曲のようである。そして肝心のギターであるが、布袋はリズム・ギタリストに徹している。これはボウイ時代からの布袋そのものといえるスタイルである。布袋のリズム・ギターに、成田忍が、エキセントリック(成田忍いわく)な音で味付けをしている。前3作品とはまったく異なるサウンドアプローチであるが、基本に還っただけであって、GUITARHYTHMの終焉にふさわしいアルバムだといえるだろう。
BOØWY時代から、GUITAHYTHMIIIまでレコーディングに携わってきたMICHAEL ZIMMERLINGが本作には参加していない。いろいろな意味で、このアルバムの持つ意味は非常に大きいと思われる。
GUITARHYTHMに、映像版GUITARHYTHMがあるが、この作品にもそれに近いものがあり、SERIOUS CLIPSというタイトルで発売されている。

LIVE DATA

1994
TOMOYASU HOTEI&JESUS JONES
W-HEADLINE TOUR

GME’94 AONIYOSHI
5/20-5/22
奈良・東大寺大仏殿前

GUITARHYTHM SERIOUS!TOUR

GUITARHYTHM SERIOUS!CLIMAX ARENA TOUR